Friday, 27 July 2018

Letter to O. Thanks a lot for rapid reply / 5 January 2018

 

Dear O.,
時代のせいにしてはいけないのかもしれませんが、私は大学でほとんど自らの中心となるような勉強をしないまま、1971年に卒業しました。

  1. https://sekinanlibrary.weebly.com/reread-evelyn-waughs-brideshead-revisited.html
  2. https://srfl-essay.webnode.com/news/sixties-for-susan-sontag/
  3. https://srfl-essay.webnode.com/news/read-susan-sontag-now-i-am-enough-old-for-remembering-the-past/

それで8年後の1979年にもう一度大学に戻りました。生活がありますので、仕事を夜に切り替えて学びました。社会人としての経験も少しは活きたような気がします。多くの良き師良き友に恵まれました。今思えば二重の生活をそれから7年間1986年春まで続けましたが、若かったのだと思います、ほとんど疲れを覚えませんでした。
一度目の本来の大学生活のとき、敬愛する語学のH先生が、作文ほど楽しいものはない、とおっしゃっていました。本当だろうかと思っていましたが、英語で発信するようになって、それが本当だと実感しました。私の場合、先生のようにひたすら語学を研究するということではなく、自分のpaperやessayの表現としてでしたが、それでも先生のことばの意味が少し理解できるようになったことはうれしいことでした。先生はある時、私が頼んだのではないのですが、ある先生に紹介状をわざわざ作ってくださって、末尾に先生が印を押されるとき、これは毛沢東の印を刻んだ人が彫ったものだよと、楽しそうに言っておられたことを、ありがたく懐かしく思い出します。後年、私が先生にお礼を申し上げようと思いましたときには、先生はすでに亡くなられていました。まだ60代の初めでした。
Oさんは私などと違った広い世界のことをこれまで学び追及してこられたと思います。
これからも機会がありましたら、どうかご教示いただきたく思います。
御多忙の中、ご返事ありがとうございました。

Cordially,
Tokyo
5 January 2018
TANAKA Akio


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