Sunday, 26 August 2018

Letter to O. 29 December 2017

Dear O.,


JIS漢字字典を購入した田中です。
先日は丁寧なご返事をいただきありがとうございました。
実はもう一度お手紙をお送りしようと思いながら、小さな家の年末の掃除の毎日でしたので、遅くなってしまいました。

Oさんにお手紙したあと、その内容を固有名詞等を抜いて、私のBloggerにuploadしました。
もしかしたらご迷惑であったかもしれませんが、
Letter to O.と題したBlog が、SRFL News でPopular の3番目にあって、もうだいぶ経ちましたのに、いまだに読んでくださる人がいるようです。

私のBloggerは英文がほとんどのため、読者は海外が中心ですが、そうした中で、このBlog が Rank in していますことを、小笠原さんにもご連絡しようと思っていました
本にまつわる、小笠原さんのお気持ちが、伝わったということもあるかもしれません。

本をゆっくりお読みになりたいと書かれていましたが、私も青春の日々に読んだ本を再読したい思いが強く、安東次男の「現代詩の展開」もそうした一冊でした。
今は近年亡くなった清岡卓行の詩集をまた読み治したいと思っています。

私が大学4年の夏から秋、もう来春は卒業というときにも、自らが学ぶ主題のための方法がわからなかったころに
清岡卓行の「大学の庭で」という詩を読みました。
詩人は、生涯において、最愛の人と出会うように、大学で生涯の学問の目標と出会うだろう、と述べていました。
私はそのことばを反芻しながら、翌春1971年に卒業していきました。

私が本当の自らの目標に向かってささやかな論考を書き上げたのは、それから30年が経過した、2003年の56歳のときでした。
この論考は幸いに、Silk roadを主題とした国際シンポジウムの、語学文学部門で採用され、口頭発表いたしました。
この部門4人の中に、N大の先生とT文庫の研究者がおられたことを覚えています。

このシンポジウムは私の大きな転機となりました。
アジアやヨーロッパなどの400人ほどが一堂に会し、さまざまな言語圏の研究者が英語で自らの意思を伝えていたからです。
以後、私はすべての論考を英語で書くようになりました。

Oさんにはご迷惑かもしれませんが、2003から2004年ころの私の出発点となった論考を以下に記しておきます。




Oさんに出会えたことは、私にとって今年の大きな出来事でした。
ありがとうございます。
どうか良いお年をお迎えください。

Best regards,

29 December 2017

TANAKA Akio



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